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ケータイとかパソコンとかは危ないから子供に持たせてはいけないという人がいて、危ないから近寄らせないというのは教育を放棄しているように見えた。その一方で多くの大人がその危険性を知ることができないから教育もままならないのかなあとか思った。
セキュリティというのは、リスクの取り方なのだ。絶対に安全というのは不可能に近いし、コストばかりがかかる。だから、「このくらいでよいだろう」という落としどころをつける。すべての情報がすごく重要ということはない。
落としどころを付けるというのは生き方に似ている。落としどころがつかないからといって、子供からケータイとかパソコンを取り上げるのはナンセンスだ。生き方が下手くそすぎる。世の中は楽しい筈だ。
解決策が一つある。ちょっと自分では抜け道見つけられそうにないな、というくらいの制限をかけた端末を子供に渡す。子供は賢いから抜け道を見つけ出す。だが、抜け道を見つけ出す過程で、どうして制限がかけられているのか学ぶだろう。