鈴木うどんの横須賀おもしろ生活

撮った写真や思ったことや技術ネタなど。出来るだけ大きなディスプレイで見ると良いと思う。ここでの発言は個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません。

ニコンのすごいやつ34歳

Nikon F3

上の写真は僕の持っている Nikon F3 というちょこっとだけ古いカメラ。イタリアの工業デザイナーであるジウジアーロによるデザインで当時は物議をかもしたとかなんとか。その当時というのが今から34年前。34年前がちょこっただけ古いかどうかはともかく2000年台になっても作り続けられていたカメラだったのだ。そしてその34年前の今日の発売だったのだけれども、このカメラは1985年製と僕と同い年。けれども未だに現役で動いているし、(フィルムカメラだということを除けば)機能的に不自由無くて、寧ろその光学ファインダは僕の持ってるカメラの中で最も良い。抜群に良い。本当に良くピントの山が見えるのだ。

このカメラは最高にかっこいい。スチルの写真はとても魅力的だ。 けれども、最近は安価で高性能なハイスピードカメラの登場によってスチルの価値は無くなるだろうとも言われ始めてる。

最新のGoProは4k画質で15fpsで画像を記録することができる。動画としての15fpsといえば全く不足ある性能であるが、スチルと比べるとどうであろうか、フラッグシップ機でも秒間11枚が関の山であろう。 つまり、数万円で手に入るカメラで安易に撮った動画から適当な画像を切り出すだけで写真は十分ではないかと言われ始めている。けれども、曲がりなりにも写真を志す身としては、60fpsだろうと120fpsだろと4kだろうがともかく、 本物のカメラマンが狙った一瞬の決定的な瞬間を捕らえた写真に敵うことなんてないと信じている。

もっと写真を撮ろう(最近写真撮れていないので自戒を込めて)。